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ここ数年、自動車業界ではBYDやOmodaといった中国ブランドが急速に存在感を高めています。
そして今、同じ変化がロードバイク業界でも確実に起き始めています。
「中国製カーボンロードは本当に信用できるのか?」
「有名ブランドと比べて実際どうなのか?」
「価格が安いだけではないのか?」
そうした疑問を持つサイクリストは、今も少なくありません。
今回ご紹介するのは、ハンガリーのサイクリングメディアによる非常に興味深いレビュー記事です。
テーマは、
“2026年、中国製ロードバイクはどこまで戦えるのか?”
というもの。
テスターは、中国ブランドのみを中心に構成した“本気仕様”の軽量ロードバイクをゼロから組み上げ、その実力を徹底検証しました。
そして、そのプロジェクトの中心となったのが、
TRIAERO Flyee
でした。
まずはぜひ、実際のレビュー内容をご覧ください。
(ここに動画または記事埋め込み)
本記事では、ICANマネジメント視点から、このレビューで語られていたポイントを整理しながら、Flyeeフレームの設計思想や、中国カーボンロードの現在地について詳しくご紹介いたします。

「中国製ロード」という言葉が持つイメージ
10年前、“中国製ロードバイク”と聞くと、多くの人が不安を感じていました。
- 品質は大丈夫なのか
- 耐久性に問題はないのか
- 本当にレースで使えるのか
そうしたイメージがあったのも事実です。
しかし現在、中国のカーボン技術や製造技術は急速に進化しています。
実際、世界的ブランドのカーボンフレームの多くも、アジア工場で製造されています。
重要なのは、
ではなく、
- 誰が設計し
- どの品質基準で作り
- どのように管理しているか
です。
今回のレビュー記事でも、テスターは明確に、
“無名の格安オープンモールドとは違う”
という点を強調していました。
ICANは2009年創業以来、単なる低価格ブランドではなく、“実際に長く使える高性能製品”を目指して開発を続けています。
TRIAERO Flyee――クラシックと現代設計の融合
今回のプロジェクトでベースとなったのが、
TRIAERO Flyee
です。
レビュー内でも特に印象的だったのは、
“クラシックなシルエットと、現代的な合理性のバランス”
という評価でした。
現在のロードバイク市場では、極端なエアロ形状を採用したフレームも増えています。
もちろん空力性能は重要です。
しかし一方で、
とのバランスが崩れてしまうケースもあります。
Flyeeでは、必要以上に攻撃的なエアロデザインを追求するのではなく、
「長時間乗って気持ち良いロードバイク」
を目指しました。

約900gの軽量フレーム
Flyeeのフレーム重量は約900g。
しかも単に軽いだけではありません。
レビュー記事でも触れられていた通り、
を組み合わせたカーボンレイアップを採用しています。
これは単純に高弾性素材を使うだけではなく、
を細かく設計していることを意味します。
結果として、
を高いレベルで両立しています。
“合理性”を徹底したフレーム設計
今回のレビューで、私たちが特に嬉しかったのは、
“現代的で合理的”
という評価でした。
Flyeeでは、単なる軽量化競争ではなく、“実際に長く使いやすいこと”を非常に重視しています。
例えば、
UDH対応
UDH
を採用することで、将来的なメンテナンス性や互換性を向上。
万が一の破損時でも交換しやすい設計です。
T47ボトムブラケット
近年、多くのハイエンドブランドでも採用が増えているT47規格を採用。
これにより、
を高いレベルで両立しています。
27.2mm丸型シートポスト
近年は専用エアロシートポストが主流ですが、Flyeeではあえて27.2mm丸型を採用。
レビュー内でも、
“快適性と汎用性の両立”
として高く評価されていました。
実際、細径丸型シートポストは適度なしなりがあり、長距離ライドでの疲労軽減にも大きく貢献します。

Blade-R cockpit――中国ブランドらしからぬ完成度
今回のバイクには、Flyee専用の
Blade-R cockpit
も組み合わされていました。
レビューでは、
について高評価をいただいています。
特に印象的だったのは、
“高速コーナーでの安定感”
という部分でした。
420mmハンドルながら、上部400mm・下ハンドルフレア設計によって、下りでの安定感を高めています。
日本の山岳ルートでも非常に相性が良い設計です。
中国製コンポーネントはどこまで来たのか?
今回のレビューでは、フレームだけではなく、中国製コンポーネント全体の進化についても非常に興味深い内容が語られていました。
WheelTop EDS TXのリアルな評価
搭載されたのは、
WheelTop EDS TX
です。
レビューでは、
について高評価がある一方、
についても率直に語られていました。
私たちとしても、こうした“良い点も改善点も含めたリアルなレビュー”は非常に重要だと考えています。
現在、中国ブランドは急速に進化していますが、ShimanoやSRAMが築いてきた長年の完成度に追いつくには、まだ改善余地がある分野も存在します。
しかし一方で、
“価格を考えれば非常に挑戦的”
という点も事実です。

Mageneパワーメータークランクの完成度
今回特に高評価だったのが、
Magene TEO P515
です。
レビューでは、
“最もプレミアム感のある中国製パーツ”
という表現も使われていました。
最近のMagene製品は、
が非常に向上しており、実際に多くのユーザーが導入しています。
中国ブランド全体が“低価格だけ”ではなく、“本当に性能で勝負する時代”へ移行していることを感じさせます。
最終重量7.1kg台――この数字の意味
完成したバイク重量は、
- パーツ単体計測:約7103g
- 完成車実測:約7175g
という結果でした。
これは、有名欧米ブランドで同等重量を実現しようとすると、200〜250万円クラスになるケースも珍しくありません。
今回のバイクは約120万フォリント、日本円換算でも非常に高いコストパフォーマンスを実現しています。
もちろん、
は必要になります。
しかし、
“自分だけの理想バイクを作る”
という楽しさもまた、大きな魅力です。

実走で見えたFlyeeの本質
レビュー終盤で特に印象的だったのは、
“最初は戸惑ったが、乗るほどに好きになった”
という感想でした。
これはまさに、レーシングバイクらしい特徴だと思います。
Flyeeは、
を持っています。
特に高速コーナーでの安定感については、かなり高く評価されていました。
一方で、
も必要になるバイクです。
つまり、“誰でも楽に乗れるバイク”というより、
「ライダーと一緒に成長していくバイク」
に近い存在なのかもしれません。
まとめ――2026年、中国製ロードは“本当に選択肢”になった
今回のレビューを通じて、私たちが最も嬉しかったのは、
“中国製だから安い”
ではなく、
“性能で選ばれている”
という空気を強く感じられたことでした。
もちろん、世界トップブランドには長い歴史やサポート体制があります。
しかし現在、中国ブランドも、
において、急速に進化しています。
そしてFlyeeは、その変化を象徴する1台だと私たちは考えています。
- 軽量性
- 快適性
- モダン規格
- 実戦性能
- コストパフォーマンス
そのすべてをバランス良くまとめた、現代的ロードフレームです。
今回素晴らしいレビューを書いてくださったテスター様に、心より感謝申し上げます。
ICANはこれからも、“価格以上の走行性能”を追求しながら、世界中のサイクリストへ新しい選択肢を届けてまいります。