ロードバイク・クロスバイクのカスタマイズの楽しいところ
その時にハンドルのグリップがダメになっていたので、片方短くなってしまい中途半端になっていました。
その後、グリップを買いました。
自転車の色的に緑色のグリップにしたのですが、探してみると意外と見つからない。
結局、通販で買いました。
珍しい物や、良い物は通販でないと見つかりにくいですよね。
改めて実感です。
■カスタマイズ
今回買ったグリップは、バーエンドバーをつけていると、このまま取り付けることができないタイプです。
一番安いタイプです。
そのため、ちょっと手を加えないと使えません。
実際のハンドルに当てて、どの辺りでカットしたらいいか確認して、カッターで綺麗にカットしていきます。
実は、ここで綺麗にできなくてもいいのです。
自分でやるという楽しみがあります。
今回は、カスタマイズは自分でやった方が楽しいというお話です。
自転車カスタマイズとは
自転車において、カスタムといえば、自分専用に部品を追加取り付けしたり、交換したりすることだと捉えていただいて構いません。
自動車だったら、エンジンの排気量を…とか、スタビライザーを…とか、専門的で知識や経験が必須なのに対して、自転車の場合は、かなりハードルが低いです。
そのため、素人でも比較的簡単にカスタマイズを楽しめるのです。
愛着がわく
カスタマイズの良いところとして、自分だけの1台になりますので、愛着が湧くとこが上げられます。
メンタル的なことだけではありません。
今回の例のようにハンドルが握りやすくなったり、手への負担が減らせることにできます。
荷台を取り付けると、荷物が載せやすくなったりしますし、ロードバイクやクロスバイクの場合、泥除けがない物も多いので、必要に応じて取り付けると雨の中走っても背中が汚れなくて済むようになります。
その他、ホイールやタイヤを交換することで地面とのグリップ力を高めたり、空気抵抗を減らしたりすることもできます。
クロスバイクならば、前かごもいいかもしれません。
ちょっとしたお買い物の時に便利です。
サドルはクッション性が高い物に交換することで長距離走行でもお尻が痛くならなくなります。
これくらいやれば、かなり愛着が湧きます。
駐輪場に停めていたとしても、遠くから見ても自分の自転車だと分かります。
自分の自転車のことをもっと知れる
カスタマイズの良いところは、自転車のことをもっと知ることができるということがあります。
状態を知ることもできますし、機械としての自転車のことも知ることができます。
一見、誰にでもできそうなボルトを緩めたり締めたりする作業は、実際やってみると意外に奥が深いです。
筆者が機械の組み立てを仕事として始めた頃、先輩社員に「ねじくらい締められるだろう」と言われて、簡単簡単と締めていけば、ねじを締める順番や、適正トルクがあるのだとか。
その上、材質も適正なものを選ばないと、ステンレスの部品に鉄のねじを使うことで電食(異種金属接触腐食)を起こすことも考慮して選定しないといけないのです。
ちなみに、SUSと鉄自体が悪い訳ではなく、鉄に使われているめっきの亜鉛がSUSとの電位の差が大きいので、腐食が進むそうです。
ドライバーもプラスとマイナスがありますが、1番、2番、3番があることをご存じでしょうか?
間違った種類を使うと穴がダメになります。
六角レンチも玉付きの物がありますが、あれで最後の締め込みをして玉を折る方もおられます。
あちらは速締めの方で、力を加えるのは玉がない方を使わないといけないなど、マニュアルなどには一切かかれていないけれど、分かっている人はそんな風には使わない使い方があるのです。
これらは全て経験から身につけている事なので、実際にやってみないとその存在すら知ることができないのです。
そんな事も自然に身につくカスタマイズは、知らず知らずに自分のレベルを上げてくれる効果も期待できるのです。
正直沼
カスタマイズは、正直「沼」です。
始めてしまったら楽しくて、次々部品を交換したくなってしまいます。
色違いがあれば取り付けてみたくなり、違う仕様のものがあれば、試してみたくなります。
ハンドルの末端に取り付ける(主に)樹脂のキャップ上の部品があります。
名称は、エンドキャップ。
この辺りなど、はめ込んであるだけなので、簡単に取り外せて、交換することができます。
色も色々なものがありますし、形状も色々。
中には、バックミラーを固定することができる珍しい物もあり、その存在を見つけてしまったらつい試してみたくなります。
さらに、部品の大きさと性格から、あまり高価ではないので、次々試すことができます。
このように楽しいからこそ、ハマるとキリがありません。
表現するなら「沼」です。
一度ハマったら抜けることはできないのです。
その様に聞くと怖くなってしまうかもしれませんが、ロードバイク、クロスバイクなどのスポーツ車乗りは、自ら進んでその沼にドップリ浸かりに行きますので、どれだけ楽しいか伝わるかもしれません。
ぜひ、あなたも簡単なエンドキャップあたりからトライしてみませんか?
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外部ライター:奥野 晃一