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MTBの最新トレンドを知ろう!

による nicole hu 17 Nov 2021 0 コメント

東京オリンピックでは自転車競技にクロスカントリーが採用され、その試合模様は日本国内だけでなく世界中のマウンテンバイクファンを釘付けにしました。実際に試合を見てマウンテンバイクに興味を持った方や、始めようと思った方も多いのではないでしょうか。今回の記事ではそんなマウンテンバイクについて是非知っておきたい最新のトレンド情報についてお届けします。

可動式シートポスト「ドロッパーポスト」

マウンテンバイクで坂道を走行するとき、登りではシートポストを高い位置に、下りでは低い位置に調整を行いますが、この作業は一度自転車を降りて行うのが一般的です。そのためアップダウンが連続する道では、このシートポストの調節は非常に手間のかかる作業なのです。

 

そんな悩みを解決するのが「ドロッパーポスト」です。これはハンドルに装備したレバーによって乗車したままシート位置を調節できる機能になります。レバーを引いている間シートに体重をかければシートが下がり、レバーを引いた状態で腰を上げれば自然にシート位置が高くなるという仕組みで、走行しながらでも調節が手元でできてしまうのです。ドロッパーポストはアフターパーツとして、既存の自転車に後付けも可能でマウンテンバイクの使い勝手を簡単に向上できる点も注目される由縁でしょう。

ディスクブレーキ

マウンテンバイクだけでなく、ロードバイクやミニベロなど様々な自転車ジャンルでトレンドとなっているコンポーネントが「ディスクブレーキ」です。これまでのブレーキの定番といえばリムをブレーキシューで挟んで止める「Vブレーキ」でした。Vブレーキはその構造上、リムとブレーキシューの間に汚れや水滴があると著しくブレーキ性能が落ちるという弱点があり、特に雨の日の下り坂ではブレーキの利きが著しく低下します。

 

一方でディスクブレーキは、ホイールについたディスクローターをブレーキパッドで挟む仕組みで、汚れなどによってブレーキ性能に影響が出ないのが特徴です。またVブレーキほど強い握力が必要ないため、少ない力で自転車を制止させられます。ディスクブレーキの制動力は下り坂での急ブレーキで発揮され、前転するリスクを軽減しより安全な走行を心掛けるならまず装備しておきたいものです。最近ではディスクブレーキが搭載されている完成車も多くなっており、Vブレーキにかわって今後の主流となっていくことは間違いありません。

 MTB

e-MTB

e-MTBはヨーロッパで絶大に支持されており市場に多く出回っていますが、日本国内でも2018年頃から徐々に浸透してきました。もともと重量のあるマウンテンバイクですが、電動バッテリーでさらに重量を増したマウンテンバイクに当初は相性を疑う意見も多くありました。今では電動アシストを搭載したマウンテンバイクの登坂性能は、デメリットを微塵も感じさせないほどの性能であることを広く認めらています。急な斜面や凹凸の多い悪路を走行するマウンテンバイクに電動アシスト機能が装備されることで、脚力任せになっていたライダーへの負担は軽減し、登るシーンが多いマウンテンバイクのライドをより快適にします。

 

近年のバッテリーには2kg程度まで軽量化したものや、またバッテリーがフレームに内蔵されデザイン性に優れたものまで登場しています。価格としては通常モデルと比べると高価なものですが、バッテリー寿命が5年以上と長く使えるモデルもあるため長いスパンで使用するなら選択肢のひとつとしても良いでしょう。

トレイルモデル

マウンテンバイクが他の自転車と比べて車種選びが難しいとされる理由のひとつとして、カテゴリーの多さがあります。東京オリンピックでの競技種目となったクロスカントリーも数あるマウンテンバイクの分類のひとつで、アップダウンが連続する集会コースを走る競技を主に指します。他にも複数のステージのタイムを競いあうエンデューロや下り坂メインのレースダウンヒルなど様々です。このように細かくカテゴライズされた種目に応じて必要な機能が異なるため、マウンテンバイクを選ぶ作業は一筋縄ではいかないのです。しかしこれら競技用のマウンテンバイクはホビーライディングや街乗りといったラフなシーンではオーバースペックとされており、必ずしも日本の山には適しているものばかりではありません。そして最近日本の山に最も適した性能として注目を集めているのが、トレイルバイクです。

 

世界的に見るとトレイルバイクはマウンテンバイクのカテゴリーの中で最も普及しているタイプといえ、日本でもその人気は高まっています。その理由のひとつが衝撃吸収性に優れている点です。ほとんどのトレイルバイクが前後にサスペンションが付いているフルサス仕様で、凹凸でのライダーの負担を最小限にとどめてくれます。またサスペンションフォークがやや傾いていることから、下り坂でも安定性を維持してくれます。こうした性能はアップダウンが多い、道が舗装されていないといった日本の山道の環境と相性が非常に良いのです。

 

まとめ

今回はマウンテンバイクのトレンドとなっている性能を4つ紹介しました。これからマウンテンバイクを買う人もすでに乗っている人も、よりマウンテンバイクの世界を知るためにも是非トレンドを取り入れて頂き、一歩踏み込んだ楽しみ方を味わってみてください。

 

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