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MTBホイール交換の意味するところ

による nicole hu 14 Jan 2021 0 コメント

ヘビーデューティーな使用に耐えられるMTB(マウンテンバイク)ゆえ、ホイールもハードな環境にさらされます。

MTBホイール交換を検討する理由は、次の3つが考えられます。

① 性能アップやサイズ変更がしたい

② 現用ホイールが破損した

③ 使用状況に応じて何本かのセットを揃えたい

 

今回は、これらのことについて考えていきたいと思います。

 

MTBホイールのサイズについて

 

① リム径

まずはリムの直径です。

ご存じの通り、MTBホイールの外径には主に26インチ、27.5インチ、29インチの3サイズがあります。

 

1970年代に登場したMTBのホイールは26インチでした。

2000年代になり、競技用を中心に29インチが使われ始めました。

29インチのメリットは、路面の不整に強く、スピードに乗ってからの安定感があり、接地面が広くグリップ性能の高い点にありました。

その反面、重量増となり、低身長のライダーには扱いにくいことなどがあげられます。

 

2013年になり、27.5インチが登場します。

これは、26と29の中間サイズで、両方の良さを活かしたものでした。

現在の主流は27.5と29に絞られて来ており、特に本格レースでは29の採用が目立ちます。

 

【参考】

リム径をミリに換算すると、次のようになります。

26インチ →559㎜

27.5インチ→584㎜

29インチ →622㎜

このように、26と27.5は径が近いことが改めて実感できます。

 

さらに、MTBホイールのサイズには、リム幅とハブ幅の違いがあります。

 

② リム幅

リムの左右の幅は23.5~40㎜程度の範囲で選択できます。

合わせるタイヤの幅によって使い分けますが、クロスカントリーやトレイルライドには幅が狭く軽量なものを合わせスピード重視、ダウンヒル・エンデューロ等には幅広を合わせ安定性を重視します。

 

③ ハブ幅

ハブ幅はブースト規格といい、従来は後142㎜、前100㎜でしたが、2015年に変更となり、後148㎜、前110㎜となりました。これを採用しているニューモデルも続々登場しています。

 

MTBホイールのサイズ変更

 

① 径の変更

26インチを27.5インチに変更することは、多くのケースで可能かもしれません。

フレームのホイールハウジング部分に余裕があり、ディスクブレーキ付であれば、検討の余地があります。

26→27.5へのサイズアップにより、高速巡行性、安定性の向上が期待できます。

 

② リム幅の変更

リム幅を広くして幅の広いタイヤを履かせる改造です。やはり、ディスクブレーキ付の方が改造はやりやすいでしょう。

幅の広いタイヤは、空気圧を低くできることも大きなポイントです。

また、タイヤのねじれやリム脱落も起こりにくくなります。

これにより、ダウンヒル、エンデューロなどの過酷な条件の中で、接地性、安定性の向上が期待できます。

 

③ ハブ幅の変更

ハブのブースト規格を、後142㎜/前100mmから、新しい規格の148㎜/110㎜に変更することで、安定性、剛性の向上が期待できます。

新規格への変更は、たいていのMTBで可能です。 

 

性能アップがしたい

 

MTBにおいても、特に登りの性能を高めるために、軽量化は有効です。

強度の点で、無難なアルミホイールが広く使われて来ましたが、カーボンホイールの技術改良により、強度・軽量を満たした製品が造られるようになっています。

そのホイールが信頼に足るかどうかの見極めのひとつに、保証期間の長さがあげられます。また、同時に本格MTBのフレームや完成品を製作しているメーカーかどうかも判断の参考になります。

 

また、競技のジャンルによってタイヤの太さやパターンを変えるために複数のホイール/タイヤセットを用意すれば、1台でその競技に最適のMTBに仕上げることも可能となります。

 

ICANのMTBホイール

 

ICANでは、早くから、MTBホイールのカーボン化に取り組み、レースからのフィードバックをもとに技術を蓄積して来ました。

すでに、軽量化と丈夫さのハイレベルな両立が実現しています。

その自信の表れとして、ICANではMTBホイールに対し、3年間の長期保証をおこなっています。

 

 【ICAN MTBホイール公式HP】

 

 

まとめ

MTBの業界をレースが牽引していることについてはロードバイクなどと同じです。

その中でも、特に目まぐるしく変化しているのがMTBの世界といえます。

クロスカントリー、エンデューロ、ダウンヒルさらにはダートジャンプをはじめとするトリックの数々。より高度なコース設定や技により、常に制作現場へのフィードバックがおこなわれています。もちろん街乗りのオシャレな自転車としても人目を惹く存在です。

 

このように、MTBは日本でも目を離せない存在となりつつあります。

私達ICANもMTBの進化をバックアップするべく、技術開発に取り組んでいます。

ICANへのフォローをお忘れなく!

 

 

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