小径自転車ミニベロと日帰り旅【福岡大濠公園】
小径の自転車について、最近では日本でも「ミニベロ」と呼ぶことが出てきました。
ミニベロの魅力とメリットを活かした日帰り旅行と言うか、ドライブと言うか、コロナ渦でも誰にも迷惑をかけず、楽しむ方法をお知らせしたいと思います。
ミニベロを車に積んで出かける
ミニベロはタイヤが20インチ以下の小径自転車のことを「ミニベロ」と呼びます。
まずは、たたんでミニベロを自動車に積みます。
そして、好きな観光地に移動するのです。
例として、筆者が福岡の大濠公園と言う比較的大きな公園に自転車を積んで出かけてみました。
大濠公園とは、福岡の中では比較的大きな公園で、観光地と言うよりは、福岡市民の憩いの地と言えます。
駐車場代は1時間150円とか、2時間220円とか、東京と比べると本当に安いです。
まずは、自動車で移動するのでどこまでも楽しくドライブできます。
大濠公園とは
大濠公園(おおほりこうえん)は、福岡市中央区にある福岡県営の都市公園(総合公園)です。
国の登録記念物となっています。
春は桜が満開で、夏は花火大会(2018年までで終了)、と楽しみ方はたくさんで、1周約2kmの大きな堀が公園中央にある珍しい公園です。
なぜ、ここを自転車のコースとして選んだのかと言うと、1周約2kmの堀の周りには散歩コース、ランニングコース、サイクリングコース、と道が整備されているのです。
公園内には、福岡市美術館、福岡城跡、能楽堂、スワンボート、福岡県立大濠公園日本庭園など見どころがたくさんあるのです。
1周2kmなので歩いてもいいのですが、ミニベロがちょうどいい具合なのです。
日本庭園を楽しむ
たった250円で日本庭園には入れるのですが、これほど日本らしい庭園はテレビやアニメでしか見ないでしょう。
日本人よりも外国の方に人気みたいで、入場してもほとんど人に会うことはありません。
入口の邪魔にならないところに自転車を停めさせてもらって、しっかり鍵をかけたら仁保庭園を楽しみます。
日本庭園の中は歩いて回るのですが、鯉のいる池があったり、枯山水があったり、「ザ・日本」と言う光景が広がっています。
日本らしいのですが、こんな日本らしい庭園は現在では全く見られず、古くて新しい日本を再発見できるでしょう。
大濠公園の堀を眺めながらお茶をいただく
「大濠テラス~八女茶と日本庭園と」と言う新名所もあります。
福岡県内には八女市と言う日本のお茶生産量第6位、全国の日本茶生産量の約3%のお茶所があります。
その八女茶をテーマにした新スポットが「大濠テラス」なのです。
忙しい日常から離れて、まったりとお茶を飲む時間は徒歩でも自動車でも得られないものではないでしょうか。
自転車、特にミニベロだから感じられるまったり時間はプライスレスなのですが、ほとんどお金を使いません。
自転車って本当に良いですね。
ミニベロならば公園をぐるり1周できる
ミニベロと一緒ならば、大濠公園をぐるりと1周することができます。
大濠公園の北側は飲食店もたくさんあるのですが、観光用のお店ではないので、本物の福岡のグルメが楽しめます。
ミニベロならば5分も走ったら、福岡の豚骨ラーメンの原点「長浜ラーメン」も楽しめます。
「元祖長浜屋」は福岡の人が昔から愛している豚骨ラーメンのお店です。
昔は、メニューがラーメンしかないのでお店に入れば、1人だったら「1杯!」2人だったら「2杯!」と注文すら要らない店だったのですが、地元の人以外は入りにくいお店でした。
最近では、画像の通り食券もあるし、初めてでも入りやすいお店となっています。
ちなみに、ラーメンは500円、替え玉は100円です。
堀の中にも秘密がある
ミニベロで堀を1周しているとき、運がよければミドリガメの集団に出会えるかもしれません。
あんまりいい話ではないのですが、元々は人に飼われていた「ミドリガメ」(正式名称:ミシシッピアカミミガメ)ですが、大きくなって飼いきれなくなって大濠公園に放たれたり、逃げ出したりしたカメが野生化して集団をなしています。
ミニベロを堀の畔に駐輪して、堀の中をずっと見ているとミドリガメの集団が泳いでいたり、晴れた日には甲羅干しをしていたりするのを見ることができるのです。
なんだか少しほっこりします。
ミニベロと1日過ごしても1000円程度
車の駐車場代を考えても1日1000円行くか、行かないか。
全部楽しんでも2000円程度です。
これは、普通の観光では得られない満足度です。
ミニベロと旅行、ミニベロと観光はすごく相性が良いのです。
いかがでしょうか、あなたもミニベロをたたんで自動車に乗せたり、輪行バッグに入れたりして電車移動でちょっとした旅行に行ってきませんか?
コロナ渦でもほとんど人に合わないので、誰にも迷惑をかけずに気分転換とリフレッシュができますよ。