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チューブレスタイヤ使用者の声を聞く

による nicole hu 23 Dec 2020 0 コメント

ロードバイクのチューブレスタイヤ、皆さんも非常に気になる存在だと思います。

以前にもチューブレス記事をアップしましたが、本当のところはどうなのだろう、ということで、今回はユーザーやプロショップの声を取材し、まとめてみました。

 

チューブレスタイヤ導入はメリットとデメリットの駆け引きである

代表的な声として、

「チューブレスの快適性や滑らかさはクリンチャーに勝っている」

「低めの空気圧でも軽やかに走る」

「パンクしにくいということが安心感につながる」

といった声が聞かれます。

 

また同時に

「ブラインドでテストしたら違いがわからない人も多い」

というプロショップの意見もあります。

つまり、それぞれの要求のレベルにより、メリットをどれだけ多く感じるか、ということで評価が左右されることになります。

 

では、皆さんが知りたい4つの点、

① 脱着時の手間はどうなのか

② パンク時の対処が面倒そう

③ シーラント剤についてよくわからない

④ 空気圧が今までの基準で判断できない

これらを順にとり上げていきましょう。

 

【参考記事】  ロードバイク チューブレスタイヤの今

 

チューブレスタイヤの脱着について

「脱着自体はクリンチャーと大差ない」

というプロショップの最新見解をまずお伝えします。

ただし、「リムテープの貼付けとバルブの取り付けには細心の注意が必要である」 との話です。この2点が空気漏れをおこす最大の原因だとのこと。

また、「チューブレスタイヤにはシーラント剤は必須である」との意見です。

シーラントについてはあらためて後の章でお話します。

 

さらにタイヤ脱着の話を進めると、

「タイヤレバーはチューブレス専用のものを使うと作業がラク」

という意見もありました。

「どうしても組み付けにくい場合はビードワックスを塗るという方法がある」

との話も参考にしてください。

 

ビードを上げる、つまりタイヤとリムを密着させるには、大量の空気を一度に送り込む必要があります。このため、手動式のポンプでは「ケイデンス」をマックスにあげなければなりません。(笑)

この時、コンプレッサーがあればイッパツでそれが可能となります。

 

パンク時の対処について

当然ながら、パンクは99%出先で起こります。

「そもそもシーラント剤を入れてあれば、釘踏みなどの穴あきパンクは防げる」

「悪くてもスローパンクチャー止まりで、途中でボンベを使用すれば対処できる」

という意見が多く聞かれました。

 

したがって、チューブレスの空気抜けに至るほどのパンクというのは、少し大きな傷の場合が多く、これにはタイヤの中にチューブを入れて応急修理する必要があります。

タイヤ内のシーラントの存在が作業の邪魔をすることは容易に想像できます。

「リムに直付けのバルブを外し、チューブのバルブを的確な位置にセットする必要がありますが、これも結構気を使う作業」

ここでも、プロショップならではの意見が聞けました。

 

「パンクの最良の予防法は路面をしっかり見ること」

これは車でも同じです。

 

シーラント剤について知る

チューブレス、チューブレスレディ共、シーラント剤は必須と言っていいでしょう。

パンク時の穴をふさぐことの他に、タイヤ内の気密性を高め、空気を漏れにくくする役目があるからです。

 

原則として、シーラントはバルブから注入します。(固形物入りのものは別)

「ダイソーの注射器(の針を取ったもの)が神適合」という話を聞きました。

「バルブを上にして注入しないと液が漏れてしまう」ので注意が必要です。

「通常の手順さえ守れば手を汚すこともない」という意見が大半ですが、万一漏れたとしてもシーラント剤は水溶性ですので、水で洗うことが出来ます。

 

シーラント剤のメンテナンスについての情報もあります。

通常半年から1年でシーラント剤の補充をすることが指定されています。

これは守るのが本来ですが、

「2年間入れっぱなしにしていた猛者がいる」というプロショップの言葉があります。

しかも、開けてみると液状を保ったままだったとのこと。

これは極端な例ですが、ここはひとつ自己責任ということで。

 

「リムやタイヤ、特にタイヤのビード部にこびりついたシーラントかすは厄介」

これも中性洗剤を付けたブラシでこすって落とすことが可能です。

確かに、再び組み付ける時、ビード部のシーラントかすが邪魔をして、ビードが上がりにくくなるケースはあるようです。

 

「シーラント剤の重さは、クリンチャーの軽量チューブに匹敵する」

という穏やかでない話もあります。しかも、補充するとその分重量が増える、というわけです。

タイヤの減りとも関係しますが、一定期間でタイヤ交換、または洗浄という対処方法が考えられます。

 

チューブレスタイヤの空気圧について

クリンチャータイヤより低めの空気圧が可能なことはチューブレスタイヤの大きな利点です。

では、どれくらいの数値が良いのか、これについては自分で試して適正値を見つけるのが最善の方法ですが、実は、参考になるものがあります。

 

スマホアプリの「MY MAVIC」がそれです。

この中の「タイヤ空気圧を計算」を開くと、自転車のタイプ、目的、タイヤのタイプ、天候、リム幅、タイヤ幅、ブレーキタイプ、体重、自転車重量という多岐にわたる項目が入力でき、最適(であろう)数値を出してくれます。

 

ICANホイールのチューブレス対応について

ICANでは、ほとんどのホイールがクリンチャー/チューブレス両用となっています。

こちらからICANホイールのHPに入れます。

あなたの自転車に最適な回答が用意されています。お役立てください。

 

まとめ

今回は、実践的なチューブレスタイヤの現状をお伝えしました。

現実的、実践的な話が聞けましたので、参考になったかと思います。

 

今後とも、チューブレスタイヤの動向には目が離せません。

ICANブログがお役に立てれば幸いです。

 

 

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