【もう戻れない】1177gの異次元加速。ICAN AERO 40 IIがヒルクライマーを虜にする理由
ロードバイクのホイール選びは、バイク全体の性能を決定づける最重要ポイントのひとつだ。
フレーム以上に走りの変化を体感できるパーツとも言われ、特にヒルクライムやロングライド、レース志向のライダーほど「軽量性」「巡航性能」「横風安定性」「剛性」のバランスに悩まされる。
そんな中、ここ最近SNSやYouTube、一部のヒルクライマー界隈でじわじわ注目を集めているのが、ICANの最新カーボンホイール「AERO 40 II」だ。
スペックを見てまず驚く。
・40mmハイト
・内幅23mmワイドリム
・チューブレス対応
・Sapim CX-Ray採用
・45Tスターラチェットハブ
そして——
実測クラス1177gという圧倒的軽量性。
普通、この重量帯のホイールというのは、
「超軽量だけど横風に弱い」
「剛性が不足する」
「巡航が伸びない」
といった欠点がつきものだ。
しかしAERO 40 IIは、その常識をかなり覆してくる。
今回は実際の仕様や設計思想、そして“なぜ今このホイールが選ばれているのか”を徹底的に掘り下げていきたい。
まず驚くべきは「1177g」という重量
ロードバイク乗りなら、この数字がどれほど異常かわかるはずだ。
40mmハイトのディスクブレーキ用カーボンホイールで1177g。
しかも単なるカタログスペックではなく、現代的なワイドリム設計を採用しながらこの重量を達成している点が重要だ。
軽量ホイールには大きく2種類ある。
ひとつは昔ながらの細リム・低剛性タイプ。
もうひとつは最新設計によって、軽さと剛性を両立したタイプ。
AERO 40 IIは完全に後者である。
実際、東レT700/T800/T1000を組み合わせた新カーボンレイアップによって、単純な肉抜きではなく、必要な剛性を残しながら不要な重量を削減している。
だからこそ、
踏み込んだ瞬間の反応が異様に軽い。
ダンシング時の「もっさり感」が少なく、登坂では一踏みごとの加速感が非常に鋭い。
ヒルクライムイベントに出るライダーほど、この差を体感しやすいだろう。
特に10%以上の勾配では、
“ホイール重量の差”がそのまま脚への負担差になる。
軽量ホイールを初めて導入したライダーがよく言う、
「脚が残る」
という感覚。
AERO 40 IIは、その感覚をかなり明確に味わえるタイプのホイールだ。
しかし、このホイールの本当の凄さは「軽さ」ではない
実はAERO 40 IIが評価されている理由は、単純な重量だけではない。
むしろ本当に注目すべきなのは、
“40mmハイトなのに扱いやすい”
という点だ。
一般的に40〜50mmクラスになると、横風の影響が増え始める。
特に体重が軽いライダーや、山岳下りを走るライダーにとって、横風の不安定さはかなりストレスになる。
しかしAERO 40 IIは、U/Vハイブリッド形状を採用している。
これは最近のハイエンドホイールでも増えている設計思想で、
・空気を綺麗に流す
・乱流を抑える
・横風時の急激なハンドル取られを減らす
というメリットがある。
実際、最近の“速いホイール”は単純にエアロだけを追求していない。
重要なのは「安定した空力性能」だ。
横風で怖いホイールは、結局ライダーが無意識に減速してしまう。
つまり理論値だけ速くても意味がない。
AERO 40 IIは、この点のバランス感覚が非常に優秀だ。
高速巡航時でもハンドリングが自然で、長時間乗っても疲労感が少ない。
特に日本のように横風が多く、路面状況も一定ではない環境では、この扱いやすさが大きな武器になる。
なぜ「内幅23mm」が重要なのか?
ここ数年、ロードホイール業界で最も進化した部分のひとつがリム内幅だ。
昔のロードホイールは15〜17mm程度が主流だった。
しかし現在のハイエンドモデルは21〜25mmが標準化しつつある。
AERO 40 IIは23mm。
これはかなり現代的な設計だ。
では何が変わるのか?
最も大きいのはタイヤ性能を最大限引き出せること。
28C〜32Cタイヤとの相性が非常によく、
・グリップ力向上
・転がり抵抗低減
・乗り心地向上
・コーナリング安定性向上
といったメリットが得られる。
特にロングライドでは、この差が非常に大きい。
最近のロードバイク界では、
「細いタイヤ=速い」
という時代は終わりつつある。
むしろ適切な空気圧のワイドタイヤの方が、実走では速く快適という考え方が主流だ。
AERO 40 IIは、その最新トレンドにしっかり対応している。
D91ハブが予想以上に良い
正直、ここはかなり意外だった。
ICAN D91ハブは45Tスターラチェットを採用している。
45Tということは、踏み込みへの反応速度が非常に速い。
特にヒルクライムやストップ&ゴーの多いシチュエーションでは、この反応性の差がかなり気持ちいい。
しかも重量は280g。
かなり軽い。
ハブ重量は回転体の中心とはいえ、加速感にはしっかり影響する。
さらにS&Sスチールベアリング採用によって、回転性能もスムーズ。
安価な軽量ハブにありがちな“回るけど耐久性が怪しい”感じが少ない。
もちろん、DT SWISS 240 EXP仕様も選択可能。
よりブランド信頼性を重視するならDT仕様を選ぶのもアリだろう。
ただ、コストパフォーマンスという意味ではD91仕様の完成度はかなり高い。
Sapim CX-Rayを使っている時点で本気
ホイールを知っている人ほど、スポークを見れば“本気度”がわかる。
AERO 40 IIはSapim CX-Rayを採用している。
これは世界中のハイエンドホイールで採用されている超定番スポークだ。
理由は単純。
軽い、強い、しなやか。
しかも耐久性が高い。
このスポークを使うことで、
・加速時の反応性
・巡航時の安定感
・乗り心地
・テンション維持
すべてが高レベルでまとまる。
つまり、単なる“軽量ホイール”ではなく、
長く使える完成度の高いホイールになっている。
実際、どんなライダーに向いているのか?
AERO 40 IIは、かなり幅広い。
特におすすめしたいのは以下のタイプ。
ヒルクライム好き
まず間違いなく相性が良い。
軽さが武器になる。
しかも40mmハイトなので、平坦で置いていかれにくい。
「山も登りたいけど、巡航も欲しい」
そんなライダーにはかなり理想的。
ロングライド派
23mm内幅+チューブレス対応による快適性が大きい。
疲労感がかなり違う。
軽量ホイールなのに神経質すぎない点も魅力。
初めて高級カーボンホイールを買う人
実はかなりおすすめ。
理由は扱いやすいから。
最近の超ディープホイールは、初心者だと横風が怖いケースもある。
しかしAERO 40 IIは安定感が高く、クセが少ない。
それでいて“速さ”をしっかり体感できる。
正直、この価格はかなり強い
最近、有名ブランドのホイール価格は本当に高い。
40万円〜50万円超えも普通になってきた。
もちろんブランド価値はある。
しかし、純粋にスペックだけを見ると、
AERO 40 IIのコストパフォーマンスはかなり異常だ。
1177g
40mmハイト
23mmワイドリム
Sapim CX-Ray
スターラチェット
チューブレス対応
この内容でこの価格帯。
しかも日本倉庫発送なら到着も早い。
正直、“ブランドロゴ代”に疲れた人ほど刺さるホイールだと思う。
まとめ|「軽いだけ」で終わらない完成度
ICAN AERO 40 IIは、単なる軽量ホイールではない。
・軽い
・速い
・安定する
・快適
・扱いやすい
その全体バランスが非常に優秀だ。
最近のロードバイク市場では、
“尖った性能”よりも“総合性能”が重要視されている。
その意味で、AERO 40 IIは現代ロードバイクのトレンドに非常に合っている。
特に、
「ヒルクライムもしたい」
「巡航も欲しい」
「ロングライドも快適にしたい」
「でも軽さは妥協したくない」
そんな欲張りなライダーには、かなり魅力的な一本だろう。
一度軽量ホイールの加速感を知ってしまうと、もう元には戻れない。
そしてAERO 40 IIは、その“最初の感動”をかなり強く味わわせてくれるホイールだ。


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