ICAN Graroで組む100%中華グラベル|実走レビュー
チャオ!みんな元気にしてるか?ロレンツォ・デル・サントだ。
今日は、ついにこのプロジェクトの集大成を披露する時が来た。
そう、**「100%中華パーツで組んだグラベルバイク」**のフルインプレッションだ!
「中華製品は安かろう悪かろう」「すぐ壊れる」
そんな声を聞くことは多いよな。でも本当にそうなのか?ただの偏見じゃないのか?
それを確かめるために、俺は自腹で、しかも自分の安全もリスクにさらしながら、この“100%中国製パーツ”だけで一台を組み上げた。
数ヶ月間、アスファルト、砂利道、泥、さらにはシクロクロスコースまで徹底的に走り込んだ。そしてたどり着いた結論を、包み隠さず伝えていく。
1. このバイクの心臓部:ICAN Triaero Graro フレームとホイール
まず主役から紹介しよう。
フレームとホイールは、どちらも**ICAN(アイカン)**製。ブランド名は「Triaero」、モデルは「Graro」だ。
驚きのビルドクオリティとデザイン
正直に言う。箱から出した瞬間、驚いた。
まず塗装が本当に美しい。そしてICANの強みは、100%カスタマイズ可能なこと。極端な話、「猫の絵を描いてほしい」と言えば本当にやってくれる。
走りも素晴らしい。反応が鋭く、ハンドリングは正確。剛性感も高い。
価格は約900ドル(800ユーロ強)。この価格でこのクオリティは、正直事件レベルだ。
恋に落ちた「G40」ホイール
ホイールはグラベル専用のICAN G40。内幅25mmのワイドリム。
これが本当に最高なんだ。完全に惚れた。
まず軽い。実測で1305g。公称より約20g軽かった。スペックより重いことが多いこの世界で、これは嬉しい誤算だ。
ハブはDT Swiss風のラチェットシステムを採用。セラミックベアリングではないが、回転はとてもスムーズ。
これまでかなりハードな場所も走ったが、トラブルはゼロ。
文句なしの満点だ。
2. コンポーネントの明暗:感動とトラブル
ここからは駆動系など細かいパーツの話。
ここが「中華ビルド」の面白さであり、難しさでもある。
ハンドルとバーテープ
ハンドルはICAN Blade R。ロード用モデルだ。
グラベル特有の強いフレア形状が苦手な俺にはちょうどよかった。
適度なしなりがあり、振動をうまく吸収してくれる。約200ドルだが、単体で買っても十分価値がある。
5〜6ユーロのBack Lossのバーテープも意外な当たりだった。
グリップ力とクッション性が高く、今もそのまま使っている。
クランクとチェーンリング
クランクはRieroのカーボン製(24mm軸、シマノ互換)。
軽くて剛性も十分。
ただ一度、自分の整備ミスで走行中に緩んだ。でも締め直してからは問題なし。
チェーンリングは最初44Tを使っていたが、オフセットの問題でフレームに少し干渉。
最終的に0mmオフセットの42Tへ変更した。
家の近くの25%激坂を考えると、結果的に42Tで正解だった。
最大の失敗:チェーン
唯一おすすめできないのがZitoのチェーン。
変速性能が悪く、12速のうち実質10速しかまともに使えなかった。
そこでSRAM XX1に交換。
すると変速トラブルが完全に解消。
やはりチェーンのような精度が重要な部分は、信頼できるブランド品を選ぶのが賢いかもしれない。
3. 足回り・ブレーキ・3Dサドル
タイヤはPirelliのGravel MとRC、最大幅の45mm。
G40のワイドリムと組み合わせることで、テクニカルセクションでの安定感は抜群だ。
ブレーキディスクはCactus。これも当たり。
長い下りでも歪みにくく、放熱性も良い。価格を考えるとコスパは非常に高い。
サドルは40ユーロのRyet 3Dカーボンサドル。
3Dプリント技術がこの価格で手に入るのは驚きだ。
座り心地は悪くないが、やや前寄りに感じる。もう少し使ってから最終判断したい。
4. 実際に乗ってどうだったか?
舗装路、砂利、泥、あらゆる環境でテストした。
一番驚いたのはオンロード性能。
まるでロードバイクのような加速と巡航性能がある。
ジオメトリはかなりレーシーで、動きは機敏。ライン取りも正確だ。
完成車重量は8.2kg。
グラベルとしてはかなり軽量な部類。
800ユーロのフレームが、数倍の価格の有名ブランドと互角に戦っているのを見るのは、本当に気持ちがいい。
5. 総額はいくら?
総額は約2,700ユーロ(約43万円)。
セールを狙えば、2,000〜2,500ユーロ程度に抑えることも可能だと思う。
カーボンフレーム、カーボンホイール、カーボンハンドル、3Dサドル。
これだけ揃えてこの価格は、今の市場では破格だ。
結論:中華パーツは「買い」か?
俺の答えは、YES。
確かに相性の悪いパーツもある。調整が必要な場合もある。
でもICANのようなメーカーの品質は、想像以上に高い。
「中華=安物」の時代はもう終わった。
これからアジアブランドはもっと伸びるだろうし、それは俺たちにとって選択肢が増えるということだ。
もしこの「ICAN Graro」で自分だけの一台を組みたいなら、概要欄のGoogleスプレッドシートをチェックしてくれ。
この100%中華グラベルバイク、どう思う?
試してほしいパーツがあればコメントで教えてくれ。
それじゃあ、また次のライドで。チャオ!


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