自転車のチェーンが外れた原因【直し方も解説します】
今日はそんな疑問に答えていきます。
結論、自転車のチェーンは自分で直すことが可能。
が、自転車の種類によって直し方が大きく異なってきますので、やはり自転車屋で見てもらった方がいいですね。
とはいえ、今後またチェーンが外れてしまう事があるかもしれないですし、コストをできるだけ抑えたいという方に向けて解説していきます。
この記事を参考にすれば、お金をかけず自分でチェーンを直すことができます。
自転車のチェーンが外れた原因
最初に自転車のチェーンが外れた原因を見ていきます。原因を知って自分で直せそうか考えてみてください。
自転車のチェーンが外れた原因その1:経年と劣化
自転車のチェーンが外れたのは、チェーンが劣化しているというのが挙げられます。チェーンは約3,000〜4,000キロで寿命がくると言われており、寿命がくると結合部分が削れてゆるくなって外れてしまうのです。
なので、経年と劣化で外れた場合はチェーン自体の交換が必要になります。
ゆるくなったか分からない人は自転車屋で見てもらうのが手っ取り早いですね。
自転車のチェーンが外れた原因その2:チェーンが汚れている
自転車のチェーンがサビだらけで汚れている場合も、チェーンが外れてしまうことがあります。
たとえばチェーンがサビつくと、変速機とチェーンがくっつき従来の張り付きがなくなって外れてしまうのです。
この場合の解決策としては、コストを抑えるためにサビを落すといいですね。
とはいえ、ここまで来るとかなりのサビだと思うので、チェーンと変速機を交換した方が良いかもしれません。
自転車のチェーンが外れた原因その3:ギア(ディレイラー)の不調
自転車のチェーンが外れたのは、変速機(ディレイラー)の調整が緩んでしまった、または劣化や不調などが挙げられます。
ギアが不調で外れてしまった時は変速機を自分で調整することができますが、劣化や不調の場合は自転車屋で見てもらいましょう。
自転車のチェーンが外れた原因その4:チェーン引き
ママチャリなどの内装変速機付き自転車に乗っている場合は、チェーン引きというのが原因です。これはチェーンの張りを調整する部品が緩んでいる状態のことを指します。
自分で調整するのは大変で難しいので大半の人は自転車屋で見てもらうと思いますが、チェーン引きでチェーンが外れたときは修理に出すとかなりの金額を持っていかれますので自分で調整することをおすすめします。
自転車のチェーンの直し方
では、チェーンの直し方について徹底解説していきます。
思ったよりも簡単ですので試してみてくださいね。
自転車の「前のギア」のチェーンが外れた場合の直し方
・変速機の数字に合わせてチェーンをギアにかける
・ペダルを後ろ方向にゆっくり回転させる
チェーンが緩んでなければ直すことができます。
自転車の「後ろのギア」のチェーンが外れた場合の直し方
【変速機の調整】
・チェーンが外側に外れてる:変速機を「一番小さな数字」
・チェーンが内側に外れてる:変速機を「一番大きな数字」
【ギアの調整】
・チェーンが外側に外れてる:小さなギアにチェーンをかける
・チェーンが内側に外れてる:大きなギアにチェーンをかける
【変速機とギアの調整後】
・ペダルを前方向にゆっくり回転させる
こちらも同様に、チェーンが緩んでなければ直すことが可能。
なお、後ろのギアのチェーンは無理やり直そうとすると変に食い込むことがありますので、ゆっくり調整しましょう。
補足:サビ取りの基本
サビ取りは外見だけしか落とすことができないので、サビ取りをしても、またすぐに発生してしまいます。
なので、サビがある場合はチェーン自体を交換するのがおすすめです。
また、メンテナンス後はサビ防止のためとチェーンを滑らかに動かすためオイルをかけますが、その際、粘性の高い油はゴミや砂が付着しやすい点、粘性の低い油はオイルが飛んでしまったり雨で流れてしまうというデメリットがあるので定期的にメンテナンスするのは基本です。
メンテナンスについては「自転車メンテナンス方法」にて詳しく解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。
ママチャリのチェーンは自分で直すのが難しい
ママチャリの後ろのチェーンが外れてしまった場合、ぶっちゃけると自分で直すのは難しい。というのも変速機がない自転車は、チェーンの長さが一律になっていますので余程のことがない限り外れることがないからです。
ですので、チェーンが外れる原因としては8割くらいがチェーンの緩み。
こう聞くと大半の人は修理に出すと思いますが、カバー付きの自転車は工賃代が非常に高いので可能であれば自分で修理したほうがいいですね。
変速しないチェーンは通販で数百円で買うことが可能です。
自転車屋でチェーンを見てもらう場合の修理代