自転車のハンドル形状によって変わる疲れやすい場所
あなたの好きな自転車の種類は何ですか?
世の中には色々な形状の自転車があり、色々なハンドルの形状の自転車があります。
全部同じだったらどれでもいいのでしょうが、それぞれの形には意味があるのです。
ここでは、ハンドルの形状の違いとそれによって疲れる場所についてお知らせします。
お知らせするだけでは残念な内容になってしまうので、合わせて対処法もお知らせします。
自転車のハンドルは、数えたらかなりの数があります。
しかし、一般的なタイプはほんの4種類なので、これらすべてを扱います。
■セミアップハンドル
別名が多くて、「カマキリハンドル」「ワイドアップハンドル」なんていいますが、要するにママチャリ(シティサイクル)のハンドルです。
弧を描くような形状で、グリップ付近だけ少し持ち上がっています。
サドルを落としてハンドルを上げ気味で乗ると、身体は垂直になり、腕は疲れにくくなります。
しかし、体重をすべてお尻で支えるので、長距離走るとお尻が痛くなってきます。
また、ハンドルは高すぎると手首が疲れてきます。
サドルを上げて、ハンドルを下げ気味で乗ると、身体はやや前傾姿勢となります。
しかし、長距離乗るとお尻が痛くなるのは変わりません。
手首も知らず知らずのうちに疲れています。
これは、常に手首をひねってハンドルを握るためです。
これもあって、シティサイクルでの長距離運転はあまりお勧めできないのです。
1~2km程度の家からスーパーまでのお買い物などには最適だと思います。
■フラットハンドル
別名ライズアップハンドルとも言います。
これはMTBの様に横真一文字に近いハンドルです。
サドルは高めに設定して、前傾姿勢で体重の一部をハンドルに預けるので長距離運転してもお尻が痛くなりにくいです。
MTBの場合は各所のサスペンションが道からの衝撃や振動をある程度吸収してくれるので、お尻はさらに痛くなりにくいです。
ただし、ハンドルに体重が乗ると言うことは、手にも体重がかかっていますので、長距離運転すると掌の手首側が痛くなってきます。
そのため、長距離乗るときはグローブをして予防すると良いでしょう。
■ドロップハンドル
ドロップハンドルは、多くのスポーツ車で採用されているハンドルで中央はフラットに近いのに人の肩幅ほどのところで前に90度曲がっていて、そのあと弧を描くようにされ下がっている形状をしています。
持つ位置によって走行姿勢を変えることが出来るので、流したいときと全速力で走りたいときと姿勢を変えることができ、風の抵抗を変えることができます。
中央のフラットな部分を握ると状態は起こした状態で腕の負担がほとんどありません。
通常は最初の90度曲がったあたりを握り、ブレーキのベース部分に親指と人差し指をかけるようにして握ります。
この姿勢では、状態は比較的起きているので、手の負担も少なく、お尻への負担も比較的抑えています。
しかし、長距離の運転では掌の親指と人差し指の付け根のあたりが痛くなってきます。
これもグローブである程度緩和できます。
全速力で走るときは、弧を描いて垂れ下がった部分を握り走ります。
完全な前傾姿勢で風の抵抗が最も少ないスタイルです。
前傾姿勢なので腕への負担も大きいのですが、お尻はほとんどサドルに体重をかけていませんので、足に負担がかかってきます。
■ブルホーンハンドル
これは、上記のドロップハンドルから派生して生まれた形状と言えます。
ドロップハンドルの弧の部分を切り取ったような形状です。
主にタイムトライアルやトライアスロンで使われることの多いハンドルタイプです。
ドロップハンドルの様にスピードを出すときと楽に流すときで握る部分を変えることができ、それにより態勢を変えることができます。
■まとめ
自転車のハンドルの形状は様々あるけれど、大別すると4種類です。
目的に合わせてハンドルを選び、カスタマイズすることでより快適な自転車ライフを楽しむことができます。
ハンドルの形状、自転車の調整、握る場所、走る距離などによって負担が来る場所が異なるので、これらを理解した上で事前に対策を取るようにしましょう。