新しい自転車部品や工具は心をウキウキさせてくれる
自転車に乗っていると、知らず知らずのうちに工具が増えていきます。
それは、その分出来ることが増えていると言うことでもあり、自分の成長を感じてうれしい場面でもあります。
本格的な工具は本格的になってからでいいとして、手始めに欲しい工具とどんなことができるのかをお知らせしますね。
六角レンチとスパナでブレーキの調整
自転車に乗っていて調整したくなる場所でいえば最初はブレーキではないでしょうか。
ワイヤーである以上最初は必ず伸びるのです。
全体から考えたらほんの数%なのですが、調整次第ではもう少し良い状態にできそうだと感じることがあります。
最初のうちは気づいても気づかないふりをしているのでしょうが、ある日思いたったら工具を買って、調整し始めるのです。
六角ナットを緩めたり、六角穴のボルトを緩めたりするのですが(自転車によって異なる)、ナットの場合広さを変えられるモンキーを使う方がおられます。
確かにナットを緩めることはできるのですが、専用のサイズのスパナを使うことをおすすめします。
段々ナットの角が丸くなってくるのです。
ちなみに、ブレーキワイヤーを固定しているナットのサイズは10番です。
100円ショップでも手に入るのですが、少しちゃんとした工具を買うことをおすすめします。
やっぱり高いものは、高いだけの理由があるのです。
トップやロブスターなどの一流工具メーカーのものでもレンチ1本ならばそれほど高くありません。
少しずつ買い足していくと充実していく感じがワクワクします。
インナーケーブルプライヤー
ブレーキワイヤーの調整を始めると絶対に不満が出てきます。
ブレーキシュー(リムを抑えるゴムの部品)を抑えつつ、ワイヤーを引っ張りながら、ネットやボルトを締めるのですが、手が足りないのです。
1.抑える、2.引っ張る、3.締める、なので3工程あります。
手は2本。
人間だけでやろうと思ったら、手助けが欲しくなるのです。
それでも、1人でするための工具が存在します。
それが「インナーケーブルプライヤー」です。
ブレーキワイヤーを引っ張った状態で固定することができるので、楽に整備できるようになります。
小さなホームセンターなどの場合置いていないこともあるので、その際はネット通販をおすすめします。
パンク修理セット
自転車に乗っている以上避けることはできないパンク。
今パンクしていなくても、いつかはきっとパンクするでしょう。
自転車屋さんにお願いするのも良いのですが、自分の自転車のパンク修理は自分でできるようになると、喜びが増します。
そして、そのパンク修理をするための工具が「パンク修理セット」です。
最低限、タイヤレバー2本とゴムノリ、タイヤパッチが付いています。
サンドペーパーやスパナなども必要なのですが、最初は見よう見まねでやってみてパンクが直ったときは感動します。
自分で修理したタイヤは、ちゃんと直ったのか多少の不安もあります。
試し乗りして確認したりして、場合によっては手直ししたりして、ちゃんと直ったと実感できた時、また一つ自分のものにできたと感じます。
こういうのってお金に換えられない喜びと満足感があります。