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クロスバイクは改造したらロードバイクになるのか

による nicole hu 11 Jan 2022 0 コメント

クロスバイクに乗ると、更に速いロードバイクに興味が出てきます。

特徴的な違いはクロスバイクがストレートハンドルなのに対して、ロードバイクはドロップハンドルです。

 

では、ハンドルを交換したらクロスバイクはロードバイクになるのではないかと考えてしまいます。

50km以上の長距離走るようになると、ハンドルを持つ場所も複数あった方が疲れにくいです。

ドロップハンドルは、複数のグリップポジションがあるので、ロードバイクより有利です。

 

通勤・通学用にクロスバイクを買ったけれど、こういった点を考えればロードバイクが気になってくるところなのです。

クロスバイクはロードバイクの違い

クロスバイクとロードバイクの違いを確認しておきましょう。

上記の通り、ハンドルの形状が違います。

 

クロスバイクは、ストレートハンドルで、グリップポジションは1か所だけです。

ロードバイクは、主に3か所グリップポジションがあります。

 

ハンドルを交換すると、ブレーキレバーがそのままでは使えないので、ブラケットごと交換することになります。

 

ついでに変速レバーも交換しないとそのままでは使えないことが多いです。(機種による)

 

クロスバイクは、身体を立てて乗るように設計されています。

ロードバイクは立てて乗ることもできるし、前傾姿勢で身体を水平に近くして前を向いて乗ることもできるようになっています。

 

この点が意外と見逃されています。

つまり、フレームの形状から違っていて、ロードバイクは、前傾姿勢もできるように設計されています。

 

一方で、クロスバイクは、身体を立てて乗るのが基本なので前傾姿勢がしにくいです。

ハンドルを低くしたり、サドルを高くしたりして、調整する方法はあるのですが、調整可能範囲を超えて調整する必要があり、苦労しているのが多いところはここと言えます。

 

せっかくハンドルをかえて、ロードバイクのようになったのですが、結果乗りにくいという悲劇を迎えることが多いです。

 

あとは、ロードバイクの方がフレームは細く、軽くなっています。

クロスバイクの方が頑丈に設計されていることが多いようです。

 

タイヤの太さは、一般的にロードバイクの方が狭く、軽いです。

ただ、最近ではロードバイクのタイヤは700C(27インチ相当)で幅は23Cから25Cになりつつあります。

クロスバイクは、28Cから35Cくらいまで幅広くありますが、25Cのものもあり、それほど差はないと考えていいと思います。

 

重量は、クロスバイクが10kgから13kgくらいのものが多いのに対して、ロードバイクは10kg以下のものが多いです。

 

通勤・通学などにはクロスバイクが乗りやすいという方が多く、長距離のサイクリングや峠を登ったり、長い坂を登るのにはロードバイクの方がいいでしょう。

クロスバイクをロードバイクにしても速度は上がらない

クロスバイクをロードバイクにして失敗した人の話を聞くと、『思ったほどスピードは上がらなかった』と言います。

 

それはそうでしょう。

ハンドルを変えても速度には大きく影響はしないのです。

 

一番風抵抗を受けるのは、人間です。

前傾姿勢で運転すればその分、風抵抗は減り速く走れるようになるのは間違いないです。

 

ただ、それと同じくらい全体重量の話があります。

ロードバイクは10kg以下です。

一方で、ロードバイクは13kg前後ですが、ハンドルを変えるなどして改造した場合、それよりも重たくなることが多いです。

 

速さを極める場合、100gでも軽くしようとプロは考えるのに、重たくした場合は速くなるはずがないのです。

 

しかも、『改造ロードバイク』の場合、バランスからストレート部分が一番持ちやすいので、この場合前傾姿勢の風抵抗低減効果もありません。

 

ハンドル交換のデメリット

ハンドル交換のデメリットとして、ハンドルだけの交換では収まらないということです。

ブレーキレバー、ブレーキブラケット、変速機と交換部品が比較的多いです。

 

こだわる方は、ブレーキ自体を交換される方もおられます。

こうなってくると改造費用もかなりの額になってきてしまいます。

さすがにロードバイクが買えるという程ではありませんが、安い自転車ならば買える程度には出費となります。

 

結論

ここまでの結論として、クロスバイクはロードバイクにしない方がいいということです。

技術的には、クロスバイクをロードバイクのような見た目に改造することは可能です。

 

ただ、そもそもの乗り方が違うものなので、交換後も調整に苦労することが多いようです。

 

筆者の自転車仲間のうち、クロスバイクをロードバイク化することに挑戦した方が3人いたので、その後を聞いてみたのですが、3人とも『改造ロードバイク』には乗っていませんでした。

それが、やや答えになりそうです。

 

なぜ、新しいのを買うのではなく、改造するのかという問いに対しての答えは、ずっと載っていて愛着があるからと費用をできるだけ抑えたいからの2パターンでした。

愛着の方が割合が高いとも言っていました。

意見が共通しているのも面白い点でした。

 

疲れ軽減の方法

長距離運転の時に、疲れ軽減のためと考えるならば、ドロップエンドというのがクロスバイク用に売られています。

 

これは、ハンドルの両端に追加で取り付けることができる部品です。

ブレーキレバーはそのまま使うこともできますし、ロードバイクの様なブレーキレバーに交換することもできます。

 

レンタサイクルを利用してみる

ロードバイクへの憧れは、速さを求めた人には誰でもあるでしょう。

これまでにロードバイクに乗った経験がない場合、友達に借りてみるのも一つですが、レンタサイクルという方法もあります。

 

自転車屋さんで試乗させてもらうことはできると思いますが、店内でほとんどまたがるだけになることが多いので、実際に乗ってみると感じが分かると思います。

 

筆者が調べてみた限りでは、多くの県でロードバイクのレンタルがあり、半日で4,000円とか1日で1万円弱とかで楽しめるようです。

 

外部ライター:奥野 晃一

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