クロスバイクのホイールの選び方
クロスバイクのホイールサイズ
現在では700cが主流であり、ホイールの選択肢は豊富です。700cの他に、26インチや650cがあります。700cのホイールのメリットはタイヤの太さを選べる点です。本来、クロスバイクは街乗りをメインの用途としているため、安定性重視の28cや32cの太いタイヤがついていますが、スピードを重視したい人は23cや25cの細いタイヤを取り付けることも可能です。
クロスバイクはMTBとロードバイクのいいとこ取りをした自転車です。MTBのフレームにロードバイクのホイールを装着していると考えるとわかりやすいでしょう。
クロスバイクのホイール選びの注意点
クロスバイクのホイールを選ぶ上で注意する点があります。
エンド幅の違い
「エンド幅」と呼ばれる部分の長さです。エンド幅とはホイールの中心部分にある「ハブ」の両端の長さのことです。前輪はクロスバイク、ロードバイクともに100mmとなっています。後輪は、クロスバイクのエンド幅が130mmと135mmがあり、ロードバイクは130mmです。エンド幅130mmであれば、そのままロードバイク用のホイールも装着できますが、135mmの場合は基本的に取り付けできません。ただし、ハブ変換アダプターやスペーサーと呼ばれる部品を使用することで装着可能となります。
ディスクブレーキに対応しているか
クロスバイクのフレームがディスクブレーキに対応しているか否かでさらにホイールの選択肢は広がると言えるでしょう。ディスクブレーキ対応のクロスバイクは、クイックリリースの場合のエンド幅は135mm、スルーアクスルの場合は142mmです。メカニカルディスクと油圧ディスクがあり、前者ですとブレーキレバーもそのまま流用できます。ディスクブレーキにするとブレーキの効き具合は格段に向上します。
クロスバイクのホイールを交換するとどうなるのか
クロスバイクのホイールを交換すると、自分がいつも通りにペダルを回していても走るのが楽になっていることを実感できます。漕ぎ始めが軽くなった、ペダルを回すのをやめた時、惰性で進む距離が長くなる、トップスピードのアップなどが挙げられます。毎日クロスバイクの乗車する方から、休日に乗るだけといった方までが違いを実感できるくらいに、ホイールの交換とは費用対効果の高いカスタムなのです。
クロスバイクのホイール交換の手順
タイヤ、スプロケット交換とセットになります。必要なものは、メンテナンススタンド(バイクスタンド)、新しいチューブ、新しいタイヤ、新しいホイール、スプロケットリムーバー、タイヤレバー、モンキーレンチなど。
手順は
- メンテナンススタンド(バイクスタンド)に固定
- クイックリリースを外す
- ホイールを外す
- 新しいホイールにタイヤとスプロケットをつける
- ホイールを装着する
の5つです。
1.メンテナンススタンド(バイクスタンド)に固定
メンテナンススタンドがあれば良いですが、なければバイクスタンドを使用します。交換中にバイクが転倒して、破損や傷がついたりするのを防げるのでスタンドを使用しましょう。バイクスタンドがない場合は、クロスバイクをひっくり返して作業することもあります。
2.クイックリリースを外す
ホイールを止めているクイックリリリースを外します。特に難しいことはありません。クイックリリースのレバーを引き、回していけば外れます。
3.ホイールを外す
クイックリリースが取れたら、ホイールを外せます。しかし、タイヤが太い場合は、ブレーキシューに干渉して外しにくいです。
ブレーキワイヤーやブレーキシューを外す、もしくはタイヤの空気を抜いて対応しましょう。
4.新しいホイールにタイヤとスプロケットをつける
後輪にタイヤとスプロケットを取り付けます。タイヤやスプロケットを使い回す場合は、ホイールを取り外した後に適宜付け直してください。タイヤを取り外す際にタイヤレバー、スプロケットを取り外す際はスプロケットリムーバーやモンキーレンチを使用します。
5.ホイールを装着する
タイヤとスプロケットをつけ終わったらホイールを装着します。装着したらクイックリリースで締め付けて終了です。ホイール取り付ける際、前輪はブレーキの調整だけで済みますが、後輪はチェーンをスプロケットに引っ掛けないといけません。
ホイール交換にかかる費用
店舗でホイール交換をする際の費用です。スプロケットとタイヤ、チューブを使い回すのを前提にして計算しています。スプロケット工賃が各1000円から1500円、タイヤ交換1本あたり1500円〜2000円かかります。これらの工賃ににホイール代を加えた金額がホイール交換にかかる費用です。ホイール代のみでスプロケットとタイヤ交換までしてくれる店舗もあります。また、あまり難しい作業ではないため、工具とパーツさえあれば自分で交換可能です。
クロスバイクにオススメのホイール
BD35 ディスク 詳しく見る
カーボン製のディスクホイールの中ではコストパフォーマンスがよく、初めてホイール交換をするにはうってつけのホイールです。
2020 50mm 詳しく見る
NOVATECハブを採用し、高回転性能にすぐれ、高速巡行を可能にしました。同じカーボン製のディスクホイールでも、より高性能なお求めの方に。
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DT SwissのハブDT350Sを採用しており、最高の回転性能を誇ります。妥協したくない、最高の走りを追求する方にはDT46がぴったりです。