自分で出来たら便利でかっこいいパンク修理
自転車に乗っている以上、いつかは経験するであろうパンク。
ある日突然経験します。
■パンク修理の方法
一口にパンク修理と言っても、2種類の方法があります。
一つは、物理的な方法、もう一つは科学的な方法での修理です。
物理的な方法としては、チューブを取り出して、パンクの原因となる穴を探し出し、穴の周囲に専用の接着剤を塗り、ゴムのパッチを貼り、ハンマーで叩き結着させます。
接着剤も使っているので、100%物理的な方法とは言えないかもしれませんが、物理的に穴を塞ぐので「物理的な方法」とします。
もう一つは、科学的な方法です。
こちらは、チューブを外す必要がないので初心者には向いている方法かもしれません。
小さなボンベに入ったパンク修理剤を、空気を入れる要領でチューブに直接入れていきます。
チューブの中では、薬剤が発泡し、膨れていきます。
一定時間待つことで、チューブに空いた穴を薬剤が固まることでパンク修理できるというものです。
薬剤が乾く前に乗ると、穴から薬剤が噴出してタイヤもペタンコに戻ってしまうので注意が必要です。
また、製品にもよりますが、修理できるのは最初の1回目だけで、次からはこの薬剤が十分にチューブ内に行き渡らず修理できないことがあります。
また、道路に接する面の小さな穴だけにしか使えないので、物理的な方法と比べると条件があります。
■パンク修理に必要な道具
物理的なパンク修理のための道具は以下のようなものがあります。
・ゴムノリ(ゴム補修剤)
・修理パッチ
・タイヤレバー
・やすり
・虫ゴム
・水(バケツなどに張る)
・マーカー
・ゴムハンマー(プラハンマー)
・作業用手袋(なくても可)
・ウエス(雑巾)
最近では100円ショップやホームセンターで「パンク修理セット」が売られているので、上記の半分くらいがセットになっています。
ある程度の量の道具や補材が必要なので、通勤・通学の時にカバンに入れていく、というわけにはいかなそうです。
後者の科学的な方法の場合は、パンク修理剤1個だけでOKです。
どちらの場合も、タイヤに刺さったもの(釘など)を抜くときにラジオペンチが必要になる場合もあります。
こちらの場合は、カバンに入れておけばいざという時に助かりそうです。
■パンク修理に必要な時間
物理的な方法の場合、道具さえ揃えたら、作業自体は10分くらいでできます。
慣れないうちは1時間くらいかかるかもしれませんが、慣れれば5分くらいで終えることも可能です。
そんなに慣れるほどパンク修理が必要だとしたら、タイヤには何か問題があるように思いますが・・・
パンク修理剤の場合は、作業的にはほんの数分です。
この作業ならば、初心者でも5分はかからないでしょう。
ただ、薬剤が固まるまでの時間が必要です。
製品によりますが、1時間程度かかるものが多いようです。
通勤・通学の最中にパンクしたからと言って、パンク修理剤を使っても乾くまでに時間がかかるので、遅刻は必至のようです。
■通勤・通学中にパンクしたらどうしたらいいのか
通勤・通学中にパンクした場合にどうしたらいいのか、その問題があると思います。
結論からお知らせすると、パンクした場合は遅刻せずに間に合う方法は、自転車を置いて、会社や学校に行き、帰りがけにパンク修理をするのがベストです。
移動中に自転車がパンクするわけですので、移動手段がなくなります。
その場合は、バスやタクシーなどの公共交通機関で行くのが良いでしょう。
そのため、通勤・通学でも現金やクレジットカードを持っていた方が良いです。
自転車を置く場合は、近所の方に迷惑にならにように置いてください。
コンビニの駐車場に停めたりする場合は、店員さんに声をかけ許可をもられば間違いありません。
帰りには、お礼の意味でも何か買っていくのもお忘れなく。
日ごろから通勤・通学の際は、「ここでパンクした場合どうやって行くか」と会社や学校までの道を考えたりしておくと安心ですよ。