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ICAN Flyee カーボンロードフレーム徹底レビュー — Andrea Marini インプレッションをもとに

による nicole hu 17 Feb 2026 0 コメント

はじめに|「高性能=高額」は本当に正解なのか

近年のロードバイク市場を見渡すと、
ある“当たり前”が静かに更新されていることに気づきます。

ディスクブレーキ対応、内装ケーブル、最新ジオメトリ。
これらを備えた現代的なカーボンロードの価格は、
もはや「エントリー」とは呼びにくい水準に達しています。

完成車で50万円超、
フレームセット単体でも40万円〜60万円が珍しくない時代。

もちろん、

  • 開発費

  • レース実績

  • ブランドの信頼

そうした価値が価格に含まれていることは理解できます。
しかし同時に、こう感じている人も多いのではないでしょうか。

「この価格のうち、
どれだけが“カーボンそのもの”に使われているのだろう?」

そんな疑問に、非常にストレートな形で答えを提示してきたのが
**ICAN Triaero Flyee(トライエアロ・フライー)**です。

UCI認証取得済みの最新ロードフレームセットが、
€800(約13万円台)

この数字だけを見ると、
「安すぎて逆に不安」と感じるかもしれません。

しかし、中身を知れば知るほど、
このフレームは“価格破壊”ではなく、
価格の構造そのものを問い直す存在だと分かってきます。

イタリア人レビュアー Andrea Marini が Flyee を選んだ理由

本記事は、イタリアのロード系 YouTuber
Andrea Marini 氏による実機レビューをベースに構成しています。

彼は、

  • 軽さだけを褒める

  • 価格だけで評価する

そういったタイプのレビュアーではありません。

BB規格、内部仕上げ、ジオメトリ数値まで細かく確認し、
良い点も、気になる点も率直に語るタイプです。

そんな彼が Flyee を紹介する際、
繰り返し口にしていたのが次の言葉でした。

「これは“安いから我慢するフレーム”じゃない」

この一言が、Flyeeの本質を物語っています。

物流という“安心材料”|中華ブランドの弱点を潰してきたICAN

海外ブランド、とくに中国系メーカーに対して
多くの日本人が感じる不安は、品質以上に物流です。

  • 本当に届くのか

  • 関税はいくらかかるのか

  • いつ届くのか分からない

ICANは、その不安をかなり早い段階で解消しています。

海外倉庫からの直送体制

ICANは海外に実在する倉庫を持ち、
標準カラー・在庫モデルはヨーロッパ倉庫から直送されます。

  • 通関手続きの不安なし

  • 配送目安:約6営業日

  • 追加関税の心配なし

これは、日本のライダーにとって非常に大きなメリットです。

カスタムは中国工場、ただし“正直”

一方で、

  • カスタムカラー

  • ロゴフォント指定

これらは中国工場からの発送となり、
納期はやや長くなります。

ただしICANは、
この点を最初から明確に説明しています。

「いつ届くか分からない」
「問い合わせても曖昧」

そんな対応をするブランドより、
よほど信頼できると感じる人も多いはずです。

ジオメトリを読み解く|サイズ表記に惑わされないために

Flyeeを検討するうえで、
最も誤解されやすいのがサイズ感です。

M52=小さい、ではない

M52という表記を見ると、
多くの日本人は「小さめ」と判断しがちです。

しかし、Flyeeは違います。

  • シートチューブ長:52cm(BB〜クランプ)

  • トップチューブ(水平換算):54.6cm

数値だけ見れば、
むしろ一般的なMサイズよりしっかり長めです。

本当に見るべきは Reach

Andrea Marini が強調していたのが
**Reach(リーチ)**の数値です。

  • Flyee M52:383mm

  • Specialized Tarmac SL8(54cm):ほぼ同等

つまりFlyeeは、
「サイズ表記は控えめ、実際はレーシー」。

身長ではなく、
ポジションで選ぶフレーム。

この考え方に慣れているライダーほど、
Flyeeのジオメトリは非常に理にかなっていると感じるでしょう。

カーボン設計と重量|数字が語る“本気度”

カーボン素材の使い分け

Flyeeでは、以下のような構成が採られています。

  • メイン:Toray T700 / T800

  • 高応力部:T1000 高弾性カーボン

BB周辺、ヘッドチューブ、チェーンステーなど、
力の集中する部分にのみT1000を使用。

無駄に高級素材を使わず、
性能が必要な部分にだけ投入する設計思想です。

実測重量(塗装済)

  • フレーム:775g(ハンガー込み)

  • フォーク:約360g(コラム未カット)

  • シートポスト:90g

この価格帯で、
塗装込み800g未満は正直驚異的。

「軽量フレーム専門ブランド」と
数字だけを並べても、引けを取りません。

T47 BB採用|“長く使う”ための選択

Flyeeが採用するBB規格はT47(スレッド式)

  • 圧入ではない

  • アルミ補強入りBBシェル

数グラムは増えますが、

  • 異音

  • ガタ

  • 再圧入トラブル

これらから解放されます。

Andreaはここを
「ホームメカニックへの配慮」と表現しています。

レース専用品ではなく、
日常的に使い続ける機材として正しい選択。

日本のライダーにも、
この価値は確実に刺さるはずです。

内部仕上げの完成度|見えない部分こそ本質

フレーム内部は、
購入前に確認できない部分です。

しかし、だからこそ
メーカーの姿勢が最も表れる場所でもあります。

Andreaは、Flyeeの内部を見てこう語っています。

指を入れても、何も触れない。
有名ブランドでも、
ここまできれいなものは多くない。

余分なカーボン片や樹脂が残っていない。
これは軽さ以上に、
品質管理のレベルを物語っています。

現代的な汎用性とデザイン

  • 対応タイヤ幅:25〜32mm

  • シートポスト径:27.2mm(ラウンド)

快適性と反応性のバランスが良く、
レースにもロングライドにも対応。

唯一、好みが分かれる点は
シートポストがグロス仕上げなこと。

マット系カーボンハンドルと合わせると、
やや質感が合わないと感じる人もいるでしょう。

ただし、

  • 塗装オーダー

  • カスタム前提

と考えれば、むしろ自由度は高いとも言えます。

カスタムカラーという“贅沢”

Flyeeでは、

  • グラデーション

  • ゴールドデカール

  • フォント指定

といった、通常はハイエンド専用の
カスタムサービスが選べます。

量産フレームでここまでできるメーカーは、
実はそう多くありません。

「人と被らない一台」を求める人には、
大きな魅力になるでしょう。

結論|速さは、もう特別な人のものではない

ICAN Triaero Flyeeは、
単なる「安価な代替品」ではありません。

  • 軽さ

  • ジオメトリ

  • 整備性

  • 内部品質

すべてが、現実的で理にかなっている

4000のフレームが本当に必要か?
その問いに対し、
Flyeeは静かに、しかし明確に答えを示しています。

私たちは、
エンジニアリングにお金を払っているのか。
それとも、広告に払っているのか。

実体のある価値を重視するライダーにとって、
Flyeeは非常に誠実な選択肢です。

購入を検討している方へ

  • ヨーロッパ在庫モデル:最短約6営業日

  • カスタムカラー:受注生産

  • セット内容:フレーム / フォーク / シートポスト

「ブランドより中身」を選びたい方は、
一度真剣に検討する価値があります。

 

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