ICAN FL38 MAX ホイールセット実走レビュー――「軽さ・速さ・価格」、その“三択”はもう古い
ロードバイクのホイール選びには、長年語り継がれてきた“暗黙のルール”があります。
「軽い・速い・安い、この3つを同時に手に入れることはできない」
軽量で空力にも優れたホイールが欲しければ、
当然のように15万円〜25万円クラスの“ブランド価格”を受け入れる必要がある。
逆に、価格を抑えれば重量や剛性、作りのどこかに妥協が出てくる。
——本当に、そうでしょうか?
今回ご紹介する ICAN FL38 MAX は、その常識に正面から疑問を投げかける存在です。
アメリカのロード系YouTuber Luis Scott 氏による実走レビューをもとに、
日本のライダー目線で「なぜこのホイールが特別なのか」を掘り下げていきます。
スペックだけで“違和感”を覚えるホイール
まず最初に、FL38 MAX の数字を見てください。
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リムハイト:38mm
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ブレーキ:ディスク
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実測重量:前後合計 1,298g
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実走状態(リムテープ・バルブ込み):約 1,358g
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価格:799ドル(日本円で見ても11万円台前半)
この条件を満たすカーボン・ディスクホイールが、
通常どの価格帯に属するかを考えれば、この時点で“異常”です。
日本市場で「1,360g以下」のディスクカーボンホイールを探そうとすると、
ほぼ確実に 20万円前後〜 がスタートラインになります。
それが、
10万円台で、実測 1,300g 未満。
Luis Scott 氏は動画内で、こんな言葉を残しています。
「普通は “軽い・速い・安い” のうち2つしか選べない。
でも ICAN FL38 MAX は、その3つが同時に成立している。」
この一言が、このホイールの本質を非常に端的に表しています。
見えない部分こそ、カーボンホイールの本当の品質
多くの人が、ホイールを見るときに注目するのは外観です。
ロゴ、リムの仕上げ、カーボンの質感。
しかし、**本当に作りの差が出るのは「見えない部分」**です。
Luis Scott 氏が強く評価していたのが、
リムベッド(ニップル側内部)の仕上がりでした。
低価格帯のカーボンホイールでは、
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内部に余分なレジンが溜まっている
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カーボンの積層が荒い
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気泡やムラが残っている
といったケースが珍しくありません。
ところが FL38 MAX のリム内部は、
非常にクリーンで、均一、滑らか。
これは単なる見た目の問題ではなく、
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成形精度の高さ
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レジンコントロールの安定性
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長期使用時の信頼性
すべてに直結する要素です。
「見えない部分をここまで作るメーカーは、
表から見える部分も手を抜かない」
そう感じさせる仕上がりです。
“硬すぎない”のに、驚くほど反応がいい理由
FL38 MAX のもう一つの特徴は、絶妙な剛性バランスです。
テストでは、
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Vittoria Corsa Control 30mm
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空気圧 55PSI
という、どちらかと言えば快適性重視のセッティングが使われました。
それでも、
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ダンシング時のヨレ感なし
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踏み出した瞬間の反応が速い
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フレームを左右に振ってもリムが逃げない
という評価。
ここで面白いのが、
スポークが Sapim CX-Ray(スチール)である点です。
最近は「カーボンスポーク=高剛性・高反応」がトレンドですが、
ICAN はあえて実績のある CX-Ray を採用。
その代わりに、
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リムの肉厚設計
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カーボン素材(T700+T800)の使い分け
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スポークテンション設計
で、“即応性”を作り出しています。
結果として、
「硬すぎず、でも踏めばすぐ前に出る」
という、日本のライダーが最も好むフィーリングに仕上がっています。
惰性テストで分かる「本当の走行効率」
Luis Scott 氏は、
いわゆる “コースティングテスト” も行っています。
2人のライダーが同時にペダリングを止め、
どちらのホイールがより長く、より遠くまで転がるかを見るテストです。
このテストで FL38 MAX は、
Roval などのハイエンドホイールと同等レベルの結果を記録。
これは、
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リム形状の空力効率
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ハブ内部抵抗の低さ
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全体のバランス
が高次元でまとまっている証拠です。
ハブの完成度が生む「気持ちよさ」
FL38 MAX のハブは、
DT Swiss 系と同構造の スターラチェット方式。
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踏んだ瞬間に反応する
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遊びが少ない
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メンテナンス性が高い
そして、
高精度ハブ特有の 軽快で細かいフリー音。
日本では、この“音”を気にする人も多いですが、
FL38 MAX は「うるさすぎず、静かすぎない」
ちょうど良いバランスです。
現代的タイヤサイズに最適化された設計
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内幅:21mm
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推奨タイヤ:28〜30mm
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スポーク数:前後24H
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組み方:2クロス
日本の路面事情、
ロングライド、グループライド、ヒルクライム——
どれにも対応しやすい、万能型の設計です。
まとめ:価値の基準は、もう変わった
ICAN FL38 MAX は、
「安いのに良い」ホイールではありません。
「これで十分」ではなく、
「これが基準になる」ホイールです。
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1,300gを切る軽さ
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実走で分かる反応性
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見えない部分まで作り込まれた品質
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そして現実的な価格
今後、
「15万円以上出さないと軽量ホイールは無理」
という考え方は、確実に変わっていくでしょう。
Luis Scott 氏自身も、
今後はよりハードな条件(激しい集団走行、山岳)で
このホイールを試す予定だと語っています。
その結果次第では、
“ブランドで選ぶ時代”そのものが終わるかもしれません。
ICAN FL38 MAX を検討している方へ
もしあなたが、
-
初めての本格カーボンホイールを探している
-
今のホイールから確実に走りを変えたい
-
価格だけで妥協したくない
そう思っているなら、
FL38 MAX は間違いなく「有力な選択肢」です。
👉 ICAN公式サイト / 日本向け販売ページはこちら
https://icanjp.com/collections/fl-max-wide-rim-wheelset
(在庫・納期・保証内容も確認できます)


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