E-bikeに乗るときのヘルメットの選び方とかぶり方
ロードバイクなどスポーツタイプの自転車に乗るときは、ヘルメットをかぶるのが常識です。
シティサイクルに比べてロードバイクなどのスポーツタイプの自転車はスピードが出やすいので、転倒の際や、事故の際に大けがを防止する目的でヘルメットがかぶられています。
ここでは、E-bikeに乗るときのヘルメットはどのように選んで、どのようにかぶったらいいのか、お知らせしたいと思います。
■ヘルメットをかぶる目的
E-bikeは一般的な自転車よりもスピードが出やすいです。
きつい漕ぎだしはドライブユニットが補助してくれますし、スピードに乗ってしまえばあまり大きな力は要らずに高速で走り続けることができます。
いつまでも疲れにくく、長距離を高速で走れてしまうので、その分リスクも高くなってしまいます。
普通のスポーツ車でもヘルメットをかぶるのですから、よりスピードが出やすいE-bikeの場合も当然ヘルメットをかぶります。
一番の目的は頭の保護です。
警視庁が出している「平成27年から29年都内の自転車事故死亡者の損傷部位の割合」を見ると、自転車事故のケガの71%が頭部に集中しているのです。
しかも、頭は打ち所が悪いと、大変なことになってしまう可能性もあります。
ヘルメットをかぶるだけで、リスクは大きく下げられるのです。
■ヘルメットの選び方
さて、ヘルメットを選ぶとなるとどんな基準で選んでいるでしょうか。
一般的に人が選んでいる基準は以下です。
・形
・色
・柄
・サイズ
・機能
・価格
中でも「価格」は大きな決め手となります。
それでも、この場合は毎日使うものですし、いざと言う時にちゃんと機能してくれないと意味がありません。
価格以外も吟味してから購入するようにしましょう。
- サイズ
まずは、サイズはとても重要です。
メジャーを持ってきて、頭の周囲の長さを計ります。
頭と言ってもどこを計ったらいいのか分かりにくいですが、ヘルメットが当たる部分を考えて計ると良いでしょう。
- 日本製を選ぶ
愛国心とかそういうものではないのですが、日本人の頭は丸い人が多いです。
海外製のヘルメットはアメリカやヨーロッパ向けが多く、頭が楕円形の人向けに作っています。
単純に頭の周囲の長さだけを計って買うと、意外に合わないことや、しっくりこないことがあります。
日本向けのヘルメットを選ぶか、「アジアンスタイル」と言うシリーズがあればそれを選ぶようにしましょう。
- 通気も考える
工事現場で被られているヘルメットは、通気性はありません。
冬ならばまだいいのですが、夏場は汗が垂れてきて危ないこともあります。
何より熱いです。
自転車用のヘルメットの場合、「ベンチレーション」と呼ばれる通気口の穴が開いています。
これがうまくデザインされていて、かっこよく風が通るのです。
頭が蒸れないので快適です。
- ゴーグル付きもある
自転車で高速で走っていると、虫が目や口に入ってきます。
目に入ったときのあの何とも言えない怒り!
そうならないためにゴーグルをかけるのですが、ヘルメットにゴーグル一体のものがあります。
持ち歩くことを考えたら、ゴーグルは邪魔なので、ヘルメットと一体型だと持ち運びに便利です。
■ヘルメットのかぶり方
ヘルメットはかっこいいから被る要素もありますが、上記でお知らせしたように、一番の目的は頭の保護です。
だから、ヘルメットをかぶるときは、顎ヒモをしっかり締めましょう。
パチンと留め具を止めた状態で、ヘルメットが頭から浮かない程度には、ヒモの長さを調節します。
あまりにきついと苦しいですし、頭から浮く場合転倒時の衝撃でヘルメットが外れてしまうかもしれません。
そうなると、目的が果たせないのです。
ヘルメットはおでこが出るように被るとかっこ悪いし、安全性も下がります。
また、目が隠れるほど下げると、大体ヒモが緩んでいるし視界が狭くなって危ないです。
頭を保護していることを忘れないように被り、顎ヒモはいつも絞めておきます。
■まとめ
ヘルメットの目的は、頭の保護です。
正しく選んで、正しく着用しましょう。
自分に合ったサイズの場合は、かっこいいものを選びましょう。
価格も重要な要素ですが、機能もチェックしてから選びましょう。