自転車に空気入れを使う時の注意点
普段何気なく使っている自転車の空気入れですが、自転車に合わせて使い分け、注意する点についても事前に知っておくといざという時困りません。
■バルブは3種類ある
自転車に空気を入れる場合、空気を入れる口(バルブ)は3種類あります。
シティサイクル(ママチャリ)でよく使われる「英式バルブ」
マウンテンバイクによく使われている「米式バルブ」
ロードバイクなどスポーツ車全般に使われる「仏式バルブ」
ほとんどの空気入れが、全種類煮た王できるようになっていますが、バルブに合わせたアタッチメント(先端部品)があり、専用のものを使って空気を入れます。
■空気を入れる手順
バルブのトップには黒いゴムキャップが付いています。
大きさや長さは多少違いますが、3タイプともこのキャップを取り外すところから始めます。
英式(ママチャリ用)と米式(MTB用)はこれだけで良いのですが、仏式(ロードバイク用)は空気を入れる前に、「バルブコア」と呼ばれる部品をバルブ先端から見て反時計回りに回します。
全部回しても外れてしまうことはありませんので、心配なく前回して下さい。
仏式はバルブコアをワンプッシュすれば少しだけ空気が抜けます。
この作業で空気が入れ易くなります。
お忘れなく。
そして、最後にはバルブコアを戻すことも忘れないようにしてください。
■適性圧力は最大圧力の90%くらいが目安
タイヤの側面には空気圧の「最低圧力」と「最大圧力」が書かれています。
ここに表示されている単位は、作られた国でメジャーな圧力単位で書かれているようです。
大体40-65(psi)みたいに割と幅は広く記載があるので、最大圧力の90%くらいを目指せばいいでしょう。
中には圧力が1つしか書かれていない場合もあります。
その場合は「適性圧力」だと考えてください。
適性圧力表示があるときは、その圧力プラスマイナス10%くらいが良いでしょう。
■身長に合わせて空気入れを選ぶ
- フロアポンプ
フロア式の空気入れを選ぶときは、一度使ってみてから買うことをおすすめします。
お子さんや身長の低い方が使う場合、本体が長いものだと、レバーを引き上げた時胸のあたりまで来てしまい、押し引きがしにくくなります。
本体が短いものを選ぶようにしましょう。
- フットポンプ
地面において、踏むタイプの空気入れもあります。
大きなエアゲージが付いているものが多く、圧力を見やすい半面、踏むときに必ずぶれるので踏みながら圧力を見るのは難しいです。
- ハンディタイプ
ハンディタイプは持ち運びができるので、遠出するときや旅行の時にも持っていけるので便利です。
一方で、本体が短いので、何度も押し引きしないといけないので、適性圧力になるまでは労力が大変です。
またゲージが付いているものはほとんどありませんので、感覚的に圧力を感じる必要があります。
■自転車は乗らなくても空気は抜ける
自転車は乗っても空気が抜けるし、乗らなくても空気が抜けます。
英式、米式は1か月に1度くらいは空気圧のチェックも含めて空気を入れましょう。
仏式は、ロードバイクでよく使われているタイプですが、特に空気が抜けやすいです。
1週間に1度は空気圧をチェックも含め、空気を入れるようにしましょう。