長距離自転車通勤をした時の話
あなたの会社までの距離はどれくらいでしょうか。
長距離自転車通勤をした者として、いろいろな気づきや工夫の経験があったので、シェアします。
もし、あなたが自転車での長距離通勤なんてできないと思っておられたら、参考になれば幸いです。
■どのくらいの距離を通勤していたのか
筆者は、お隣の県まで片道直線距離で44kmの通勤をしていました。
それも5年間もです。
そのすべての距離を自転車で通うとしたら、毎日の事なのでアスリートのような方でないと難しいでしょう。
また、ある日頑張ったとしてもひどい筋肉痛で次の日からがすごいことになったでしょう。
そこは、ちゃんと工夫していました。
自転車→乗り物→自転車と乗り継いでいたのです。
実はこの「乗り物」というのがミソなのですが、電車のバージョンと、高速バスのバージョンがあるのです。
「せっかく遠くまで通勤するのだから、できるだけ楽しもう」
もしかしたら、あなたは家から駅までと駅から会社まででそれぞれ自転車を準備したらいいのではないかと思わなかったでしょうか。
それはある意味正解なのですが、2つほどそうしたくない理由があったのです。
一つは単純に盗まれるのが嫌だったというのがあります。
利用していた駅は、屋根のある駐輪場がなく大事な自転車を雨に濡れさせたくないと思っていました。
もう一つは、それぞれの駐輪場代を払うのが嫌だったというわけです。
駅は田舎の方だったので、月に1000円ほどだったのですが、乗る駅と降りる駅それぞれに駐輪場を借りると、2000~3000円になると思ったのです。
1年間に3万円。
「それなら、もう一ランク良い自転車を買おう!」そんな発想で、自転車は割といいものを買いました。
ここは正しい選択だったとあとで分かります。
■どのような方法で長距離通勤したのか
そういった考えで通勤経路を考えると、家から目的の駅につながっている電車の駅まで2kmの道を自転車で行き、自転車を輪行バックにしまって、電車移動。
目的の駅に着いたら駅から道に出て輪行バックから自転車を取り出し、会社まで行くというものでした。
自転車は会社の駐輪場に停めさせてもらっていました。
駐輪できるところはちゃんと合法的なところにしました。
大人になって怒られると本当にへこみますので。
ここですごく気になったのは、「自転車を電車に乗せてもいいのか」と言うことです。
朝も帰りも忙しいので、駅員さんを呼び止めて質問するのはちょっと嫌でした。
特に、朝聞いて、「ダメです」と言われてしまったら、そのあとどうやって会社に行ったらいいのか分かりません。
「聞かない方が良いこともある」みたいに、自分に言い訳しながら誰にも確認せずに電車に持ち込んでいました。
自転車を電車に乗せるときに注意すべきことは、意外にもたくさんあったので、別の記事でしっかりお知らせしたいと思います。
そちらもご覧ください。
■自転車を電車に乗せるときに発生した問題
電車を降りて、駅前で自転車を組み立てていた時のことです。
駅前で自転車整理の人に声をかけられました。
「ここは駐輪禁止だから」
最初は何を言っているのか分かりませんでした。
数秒して理解できたのです。
筆者が、自転車を駅前に違法駐輪しようとしていると思ったのです。
駅の真ん前で自転車を組み立てていたのですが、まさか自転車ごと電車に乗ってきたとは思わなかったのでしょう。
おじさんは注意だけしてすぐにどこかに行ってしまいましたが、少し腹立たしく、間違いが面白く、このことを誰かに伝えたくなりました。
まあ、この場でお知らせすることができたので、逆に感謝です。
問題はもう一つありました。
週に1回くらいですが、自転車を電車に乗せるときに改札口で自転車を機械にぶつけていたのです。
改札は車いす用なのか、広いところができてきましたが、田舎の方だと改札口の幅が狭いのです。
ひと一人分です。
そこに輪行バッグを持って通るのですから、注意して通らないとぶつかります。
大事な自転車を機械にぶつけるのは嫌なのですが、朝はそれなりに多くの人が改札を通り、ゆっくりはできません。
嫌だとは思いつつもどうしようもないので、そのまま通っていました。
ところが、ある日突然電車+じてんしゃ通勤は終わりを迎えます。
何があったのかは別の記事でお知らせしますので、ぜひそちらもお読みください。
文字数:1792
自転車:26回
通勤:9回
輪行バッグ:2回